Jリーグクラブの反応は?

渋谷未来デザインは「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA(渋谷スクランブルスタジアム)」に関するイベントをたびたび開催。

昨年10月24日には、FC東京の大金直樹代表取締役社長、東京ヴェルディの羽生英之代表取締役社長、そしてアーセナルや名古屋グランパスの元監督として知られるアーセン・ヴェンゲル氏が参加するトークイベントも開催された。

チーム名に東京が付く両Jクラブの社長が「新スタジアム」に関してどんなスタンスなのか、多くの人が気になるところだろう。

2人がこの時のイベントでどのような発言をしていたのかまとめてみた(※該当する発言のみ抜粋したため質問の文脈が繋がらない点はご容赦ください)。

――こういった都心部のスタジアムが実現したら、やはり夢のようなことですか?

大金(FC東京):本当に魅力的です。いつかはこんなスタジアムでFC東京もサッカーをしたいですし、応援してもらいたいなと思いますね。

羽生(東京V):ロンドンにはあんなにたくさん都心部にスタジアムがあるのに、東京には全然ないなとずっと思っています。そういう意味で言うと、都心部にサッカースタジアムがあるというのは、私たちサッカーに携わる者にとっては夢です。

――東京でもエミレーツ(※アーセナルのホーム)のようなスタジアムが生まれたら、社会連帯的な役割を担えると思いますか?

羽生:東京という街は日本中の様々なところから出てきた方が住んでいて、“一つになるもの”があるようでなかったりします。

今回のラグビーのワールドカップを見て分かる通り、スポーツの持つ精神性、チカラを改めて感じました。それこそ都市の真ん中にこういった皆さんが集まれるような場所があると、日本の文化そのものが変わっていくんじゃないかなという期待感もありますね。

――まだどんなスタジアムか分からないですが、やはりサッカー以外のものもコミュニティの連帯に繋がりますか?

大金:もちろんそうですね。サッカーやスポーツだけではなく、カルチャーの発信拠点となるのは欧州でもありますし、アメリカのスタジアムでも見てきました。東京にそんなスタジアムがあることが、今後のサッカー界、東京のためになるんじゃないかなと思います。