地元生まれのキャプテンとして、リヴァプールで活躍したスティーヴン・ジェラード。
彼はチェルシーと何かと因縁のある選手だった。ジョゼ・モウリーニョからチェルシー入りを請われたことがあったほか、痛恨のスリップ事件も。
そして、2006年にはチェルシーファンの男の子にやられたこんなイタズラも話題になった。
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— Chelsea FC (@ChelseaFC) February 5, 2020
これは伝説シーン…!
髪を真っ青に染めた男の子は「ジェラード!」と声をかけて握手を求める。だが、ジェラードが手を差し出した瞬間におちょくるポーズを決めて握手を拒否したのだ。
ジェラードは自らの自伝で、試合前のトンネル内で笑ってしまったのはこの時だけだったと記している。
この出来事から14年が経つなか、当時5歳だったニクレス君がこの件について語った。『BBC』のラジオに出演した彼はこう述べたそう。
「母があの本(ジェラードの自伝)を買ったよ、自分があれをやっている写真も載っていた。
彼にサインしてもらうために本を送ったら、彼は僕のためにサインしてくれたんだ」
「僕ら(ジェラードと自分)は再会するべきって友達からは言われ続けているよ。
あのビデオは1年ごとにバズる。友達の半分はあれが僕だとは全く知らなかったんだ。
(他のメディアで明かした)1週間前まではあれについて話したことは全くなかった」
「(2006年当時)あの1週間前に僕がマスコットになることを父は知った。
父からの誕生日プレゼントでもあったんだけど、目立たなきゃいけないぞと言われたんだ。
まず、彼らは僕の髪を青に染めた。あれは僕のアイデアじゃないよ。
そして、あの握手での出来事は彼の計画だった。僕は『いやだ、やらない。恥ずかしい』と言ったんだけどね。
トンネル内で彼(ジェラード)を見た時、あれは衝動的なものだった。
彼の名前を叫んだ。自分の声はあまりに幼かったので、友達全員からからかわれたよ。
彼はきまりが悪い思いはしなかった。ただ驚いていたよ、僕が握手すると思っていただろうからね。
父は僕が本当にやるとは思っていなかったんだ。
『もしやったら、翌日にプレステ2のゲームを5本買ってやる』と言われていた。僕はそのゲームをゲットしたよ」
あのイタズラは親父に仕込まれたものだったようだ。なお、19歳になった彼は地元リーグで攻撃的MFとしてプレーしているそう。