トマス・グラネマーク

「彼らは革新的でオープンマインドなので接触してくる。

彼らは常に改善するための新しい策を考えており、そういったものに時間を充てることに意欲的だ。

2018年7月に私に電話をくれたユルゲン・クロップが言ったのも同じことだった。

『2017-18シーズンはいい年だった。プレミアリーグで4位になり、CLでも決勝に行った。だが、スローインで常にボールを失った』とね」

この会話によって彼の人生は変わった。クロップは「彼のことを聞いた時、私は彼に会いたくなった。会ってみて、100%雇いたくなった」とさえ述べている。

トマス・グラネマーク

「多くの人は私の仕事はロングスローだけだと思っている。私はそれも教えることができる。

それ(ロングスロー)でミッテュランは4シーズンで35得点を決めた。適切なチームならばそれができる。

だが、チームは私のロングスローについての知識しか欲しがっていないことに気付いた。

クロップが電話をくれた時が自分にとって大きな突破口になった。

今年は世界中で8つの違うチームで教えており、リヴァプールとアヤックスに多くの時間を割いている。

だが、もしユルゲンが電話をくれなかったなら、今もスローインコーチとしての自分に少しイラついていただろう。全てのチームがロングスローだけを欲しがっていたからね。

ロングスローはリヴァプールとアヤックスのスタイルではない。

なので、2007年頃から取り組み始めた速くてクレバーなスローインにも注力している。

全てはポゼッションについてだ。プレッシャーがかかる状況でのスローインでどうやってポゼッションを維持できるか?

そういった状況でのスローインから、どうやってチャンスメイクしたり得点を奪うのか?」