13日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝2ndレグ、レアル・マドリーはホームでユヴェントスに1-1の引き分けに持ち込まれ、2戦合計2-3で決勝を目前にして敗れ去った。

前日決勝進出を決めていた宿敵バルセロナに続くことはできず、前回王者が優勝できないというCLのジンクスは継続。さらに、リーガでも先週末に首位バルサとの勝ち点差が4ポイントへ開いており、残り2試合での逆転は極めて厳しい状況となっている。

ユヴェントス戦の後半アディショナルタイムには、現在のマドリーを象徴するような残念なプレーが見られた。

最後の猛攻を仕掛ける中で高い位置にいたイケル・カシージャスだが、マイボールを素早くマルセロへ渡そうとしたところ、まさかのファウルスロー・・・。

これでユヴェントスボールとなり、間もなく試合終了のホイッスルを迎えた。

サッカーの競技規則では「スローイン」に関して、このように記述されている、

ボールを投げ入れるとき、スローワーは、
●フィールドに面する。
●両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。
●両手でボールを持つ。
●頭の後方から頭上を通してボールを投げる。
●ボールがフィールドから出た地点から投げる

今回の場合、ファウルスローとなった要因は4つ目。カシージャスが「頭の後方」とはいえない場所から投げていることは明らかだろう。

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