1位:トーマス・グラヴェセン

加入元:エヴァートン

移籍金:250万ポンド(およそ3.6億円)

2004-05シーズンに行なわれた補強は、レアル・マドリーのファンにとって振り返りたくはないものだろう。その中でも最も不可思議だったのはエヴァートンからやってきたグラヴェセンだろう。

クロード・マケレレをチェルシーに売却して以来、世界屈指の守備系MFを失ったレアル・マドリーは苦戦していた。中盤の安定を欠いていたからだ。

その後釜として1年遅れで獲得されたグラヴェセンは、エヴァートンをプレミア4位に導いた無骨なボランチ。まるでレアル・マドリーには似合わない存在だった。

加入後18ヶ月をサンティアゴ・ベルナベウで過ごし、51試合に出場。プレー自体は決して悪いものではなかったが、最後まで全くチームの雰囲気に馴染まなかった。

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