今年2020年はEUROにコパ・アメリカ、東京五輪など大きなサッカーイベントが待っている。
そうした中、『BBC』では「熱心なサッカーファンは危険なレベルなストレスを経験している」との研究結果を伝えた。
日本代表がベルギー戦でショッキングな逆転負けを喫した2018年のFIFAワールドカップでは、王者ドイツはまさかのグループステージ敗退。韓国に敗れた後、ドイツファンたちはこんな姿になっていた…。
茫然自失で涙…。
同紙によれば、サッカーファンは自分たちが応援するチームの試合を見ている最中に心臓発作を引き起こしうるような激しいストレスを経験しているそう。
オックスフォードの研究チームは、2014年W杯でドイツに歴史的大惨敗を喫したブラジルのファンたちの唾液を調査。7-1という衝撃的スコアで敗れた際、ホルモンの一種であるコルチゾールの値が急上昇していたという。
コルチゾールの上昇は、血圧上昇や心臓への負担などが危険になりえるほか、自分が危険に晒されているというような差し迫った破滅を感じることにもつながるとか。
そのチームに強く結びついているファンは観戦中に最大級の生理学的ストレスを感じているそう。これまでも、代表チームやクラブチームの重要な試合で心臓発作を起こすファンが増加しているという研究結果が出ている。ライトなサッカーファンもストレスを感じているものの、それほど極端なものではないとのこと。
大敗した際にはより強いストレスを感じるため、そうした試合後にはスタジアムの照明を抑えて穏やかな音楽を流すことを研究者は勧めている。なお、このストレスレベルに男女差はないそう。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ