このところサッカービジネスは拡大の一途をたどり、選手の価値や給与がうなぎのぼりとなっている。
一方、かつては「贅沢なライフスタイルを持つ選手」として知られたケヴィン=プリンス・ボアテングはこのところおとなしい存在に。
サッスオーロでプレーしている彼は『Bild』に対して以下のように話したそうだ。
ケヴィン=プリンス・ボアテング
「サッカー選手にとってのお金は、すべて『呪い』だ。
サッカーは今やただのビジネスである。我々の存在もすべて数字にすぎない。合わなければ取り替える。それ以上のものではない。悲しいことに。
どれだけの選手が練習に喜んで参加するのか、どれだけの選手が楽しめているのか、調査が必要だ。
サッカーはプロの仕事だが、非常に高給だ。それがストレスの源になる。
プレッシャーは非常に大きい。だから鬱病は日常茶飯事であり、楽しめない時があるものだ。
私も以前はいつも楽しんでいた。才能を発揮しない若者を見るとイライラする。その才能を捨てることがどういう意味を持つのか、私はわかっているからね。
19歳でメルセデスを運転し、高い給与をもらい、幸せに生きている。才能を備えているから、余分な練習はなにもしない。
プレイステーションでサッカーをし、Instagramに投稿する。練習では最後に現れ、最初に帰る。
そのようなことを自分もやった。しかし、そんなことはこれ以上してはいけない」
(タトゥーだらけの自分の体について)
「何も入れなければよかったよ。今やなにもないほうが美しい。誰もが目一杯タトゥーを体に入れているからね。
タトゥーは防護壁だ。裸になっても守られていると感じる。それがまさに僕が望むものだった」
彼がかつてサッカーに集中していなかったこともあり、なんとも実感がこもったコメントだ…。
ちなみに、夏にケヴィン=プリンス・ボアテングはミュージシャンとして歌をリリースしている。