ーー日本にはそういうものがないですか?
たまにありますが、日常的という感じではないですよね?
昔やっていたヒデさんがオシャレな恰好をして成田空港に降り立つとかっていうのは向こうでは当たり前にあって、海外ではジャージーではなくてかっちりした格好で過ごす、とかそういうのが面白くて。
マンチーニって「洗練された大人」のモデル像みたいな感じで雑誌の特集が組まれるぐらいなんです。彼がスーツを着てスタイリッシュなポーズを決めて。
そこが日本にはないところで好きなところですね。今月(取材したのは9月)も仕事でイタリアにいったついでにサッカーを見る予定です。
――そういう文化はご自身が好きだったアメリカのスポーツ、例えばアイスホッケーとかにはないものですか?
アメリカのスポーツを見に行くと人種や所得に偏りがあることに気が付きます。
NYのマガジンスクエアガーデンではアイスホッケーはレンジャース、バスケットはニックスが本拠地として使っていますが、アイスホッケーは白人、バスケットボールは黒人の割合が、選手も含めて多いと思います。
それに比べてサッカーはホワイトカラーからブルーカラー、人種の隔たりもなく楽しんでいると思います。
また、ニューカッスルのパブでは自分たちオリジナルのTシャツを作っていて、それが(公式と比べても)異常にかっこいいんです。
なんでかっこいいのかというとサポーターのハートがこもっていて自分たちが着たいものを作っているからだと思います。だから、コンサドーレでもそのテンションでやろうかな、と思っています。