――JFLの特徴をどのように感じていますか?

3連覇中のHonda FC(その後、4連覇達成)は、自分達でボールを動かせるし、プレッシングも速いです。

攻守において自分達のスタイルをしっかりと持ちながら結果も出しているチームですし、それは今年の天皇杯でベスト8に進出したことからも明らかです。FC今治もそうですね。

他にもボールを繋ぐサッカーをするチームも出てきているんですが、そういうチームはあまり結果が出ていません。なので、ロングボールを蹴ってくるチームが多いのは印象として強くなりますね。

前列中央の14番が平井。チームには現在、元日本代表DF茂庭照幸(後列の左から2番目)も所属する

――JFLへの移籍に抵抗はありませんでしたか?

去年、J3・ギラヴァンツ北九州でプレーしていて、当時の柱谷哲二監督からも「残って欲しい」とは言われていたのですが、自分の年齢的なものも含めて考えました。

マルヤスも去年の12月からは人工芝の専用グラウンドが出来るなど環境が凄く良いので、上を目指せるポテンシャルがあるチームだと思います。

あとは嫁さんの実家が静岡にあるのも理由にありますね。自分の経験をJを目指すチームの選手たちに伝えていきたいという想いもあるので、何とかチームやクラブのチカラになりたいと思います。

――J1・J2・J3・JFL全てのリーグを経験されていますが、どんなところに違いがあるのでしょうか?

FWとしての視点ですが、上のカテゴリーであればあるほどスペースがあるので、ゴールを奪うにはJFLよりJリーグの方が楽かもしれません。

J1だと局面局面の強度は高いんですけど、守備だけにガッツリ取り組むチームはあまりないので。J3とJFLはあまり違いはないと思います。

1番違いがあるのは、J1とJ2の差ですね。J2は直ぐに自陣へ引いてスペースを消すチームが多いですね。J1には自分達のスタイルがあるチームや、ある程度ボールを繋げるチームばかりなので、その差を感じます。