FIFA公認の12歳以下の国際サッカー大会「ダノンネーションズカップ」。
その日本国内予選「ダノンネーションズカップ2020 in JAPAN」が10日、Jグリーン堺(大阪府堺市)にて開幕した。
2000年からスタートした大会は、いよいよ20年目!
過去には以下のようなプレーヤーたちも出場していた。
■2001年大会
ジオバニ・ドス・サントス(現クラブ・アメリカ)
■2003年大会
フィル・ジョーンズ(現マンチェスター・ユナイテッド)
■2004年大会
エリック・ラメラ(現トッテナム)
アンドリュー・ロバートソン(現リヴァプール)
ドス・サントスやラメラといった“いかにも天才”な選手のほか、現在世界最強と言われるリヴァプールで左サイドバックのレギュラーを務めるロバートソンの名前も!
日本でも、原口元気や三好康児らがこの大会から世界へ羽ばたいたことが知られている。さすがFIFA公認…。
昨年に引き続きJグリーン堺で開催された大阪会場予選には、男子28チーム、女子4チームの計32チームが参加。
ハイレベルな試合が繰り広げられ、男子では最終的に大山田サッカースポーツ少年(三重県)、西宮サッカースクール(兵庫県)、セレッソ大阪U-12(大阪府)、新座片山FC少年団(埼玉県)の計4チームが本大会出場を決めた。
一方、女子の予選では、他チームを寄せ付けない安定したゲーム運びを見せた合同チーム・フルジェンテ桜井ガールズ(奈良県)が全勝で本大会へ。持ち前のチームワークの良さを発揮したFC茨木ESBガールズ(大阪府)がもう一つの出場権を勝ち取っている。
「ダノンネーションズカップ2020 in JAPAN」は今後、福岡会場予選(男子)、福島会場予選(男子)、埼玉会場予選(男子・女子)が行われる。
各会場で本大会出場を決めたチームと昨年のベスト8、また予選大会に参加できなかったチームを募集し、抽選で男子8チーム、女子12チームを選出。
総勢男子32チーム、女子16チームが日本代表の座をかけて2020年3月の本大会に出場。そして男女の優勝チームがインドネシアで開催予定の世界大会への切符を手に入れることになる。
昨年日本代表として出場した2チームは、世界の舞台でも堂々としたプレーを見せ、男子のヴァンフォーレ甲府U-12が11位、女子の千葉中央FC U12ガールズが4位に入った。
この年代の育成がすべてのベースとなるだけに、今年の大会にもぜひ注目したい。