オーナーとの不和により、マルセリーノ監督を突如解任したバレンシア。
一部選手からも不満が漏れるなど混迷状態にあったクラブは、あのレジェンドとも対立することになってしまったようだ。
かつてレアル・マドリーやバレンシアでプレーした元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレス。昨年、彼は5歳だった息子サンティ君を癌のために亡くしている。
そのカニサレスはバレンシアらとともに小児癌と戦うプロジェクトを企画していたものの、バレンシア会長がそれを突如中止にしてしまったそう。
『El Partidazo de COPE』によれば、カニサレスは「アニル・マーシー会長がプロジェクトを取りやめにしたのは、私がクラブを批判したからだ」と明かしたという。
このプロジェクトは小児癌の研究に寄与するようなもの。カニサレスによると、今後はバレンシアではなく古巣レアルとともにプロジェクトを進めていくとのこと。
『Marca』によれば、バレンシアの関係者は、マルセリーノ解任とそれに伴う危機的状況のなかでプロジェクトは一旦中止されたものの、排除されたわけではないと説明しているようだが。