現在はブンデスリーガの強豪に成長したRBライプツィヒ。クラブが下部リーグを戦っていた際に主将+エースを務めていたのがFWダニエル・フランだ。
かつてドイツU-19代表にも招集されていた経験を持つ彼は、2016年からケムニツァーFCに所属し、キャプテンとして3部リーグを戦っていた。
しかし『MDR』などの記事によれば、彼は今回クラブから突如解雇されたとのこと。その理由は右翼グループへのシンパシーを見せたためだそう。
負傷のために土曜日のハレッシャーFCとの試合を欠場した彼は、スタンドでサポーターと並んで観戦していた。
その隣には、ケムニツァーFCのサポーターグループのうちネオナチ系の団体『Kaotic Chemnitz』に所属する人物がいたという。
ダニエル・フランは3月にもネオナチ系団体『HooNaRa』の共同設立者トーマス・ハラーの医療費を支援するために販売されていたTシャツを掲げ、罰金処分を科されていた。
フランはこの際「Tシャツがネオナチグループで普及していることは知らなかった」と謝罪していたが、今回の事件でクラブは「フランを信頼したことは間違っていた」と声明を発表したとのこと。
ケムニツァーFC副会長
「彼はサッカークラブの選手とキャプテンの責任を果たすことが出来なかった。それはゴールを決めて応援されること以上のものである。つまり、態度のことだ」