ブラジルで開幕したコパ・アメリカの裏で欧州では来季に向けた移籍の話題が活発になっている。
多くのメガクラブが狙っているとされるのは、アルゼンチン代表MFジョバニ・ロ・セルソ。
彼はベティスが乾貴士らとともに昨夏に獲得した選手だ。当初はPSGからのローンだったが、リーガで素晴らしいプレーを見せたことで買い取った。
そうした中、『ABC de Sevilla』などが面白い話を伝えている。ベティスのアンヘル・ハロ会長はビッグデータの活用を擁護したうえで、移籍を巡るこんな話を明かしたという。
Real Betis confirm they're now one of a number of clubs using analytics to assess players and potential signings. Giovani Lo Celso was brought in via those means. pic.twitter.com/omPf8pqAc0
— Talking LaLiga (@TalkingLaLiga) 2019年6月18日
アンヘル・ハロ(ベティス会長)
「(ビッグデータは)もうひとつのツールだ。すでに多くの会社で使われている。
リヴァプールやNBAチャンピオンのトロント・ラプターズもドラフトで(使った)。
ファビアン・ルイスがナポリに移籍する前の(昨年)2月、ホセ・ミゲル(副会長)はロ・セルソの名前を出した。
ビッグデータ部門に言って、欧州5大リーグをフィルタリングさせた。
その結果、ファビアンに最も似た選手がロ・セルソだった。その合致率は86%だった。
16ゴール5アシスト(今季ロ・セルソが記録したスタッツ)は素晴らしい補強になった。
このツールは重要になるべきだ」
昨夏、ベティスは3000万ユーロ(36億円)でファビアンをナポリに売却。その代役としてデータ上で最も合致したロ・セルソを補強したところ、それが見事にハマったとのこと。
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当然外れるケースもあるだろうが、それでもビッグデータは重要だと会長は確信しているようだ。