ついにグループステージも終盤となった2019年度のU-20ワールドカップ。世界中の若手選手が集結する登竜門であり、この大会を経てステップアップしていく者も多い。

しかし、時には大会MVPを獲得して大きな期待をかけられながらも、スター選手になることはできなかった者も…。

アダマ・トラオレ(マリ/2015年大会)

数あるアダマ・トラオレのなかで「最新のスター候補」と言われた。2014年にマリ国内リーグのASバカリジャンからフランス・リーグアンのリールに移籍し、欧州初年度からインパクトあるプレーを見せた左利きのセンターハーフだった。

2015年大会では4得点3アシストでマリ代表を3位に導き、ドイツ戦では重要なPKを失敗したにもかかわらずMVPに輝いた。かつて同じ賞を獲得したセイドゥ・ケイタの再来になるだろう…と予測され、すぐに1400万ユーロでモナコへと引き抜かれた。

ところが、新天地では度重なる怪我に悩まされてブレイクを逃し、2017年にはリオ・アヴェ、今年はセルクル・ブルッヘに貸し出されつつも、それほど存在感を見せられずにいる。

とはいえまだ23歳。復活の余地は残されているが…。