『De Telegraaf』は17日、「アヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークは、ユヴェントス戦は少なくとも5点は取れたと話した」と報じた。
先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト8の2ndレグで、ユヴェントスを相手に2-1で勝利し準決勝進出を決めたアヤックス。
28分にクリスティアーノ・ロナウドのゴールを許したものの、34分にセットプレーの流れから裏に飛び出したファン・デ・ベークが同点弾を決め、更に67分にはマタイス・デ・リフトの勝ち越し点が生まれた。
ビハインドを帳消しにするゴールを決めたファン・デ・ベークは試合後以下のように話し、友人のアブドゥルハーク・ヌーリのことを思い出していたと語ったそうだ。
ドニー・ファン・デ・ベーク
「34分にゴールを決めたあと、僕は友人であるアブドゥルハーク・ヌーリのことを考えたんだ。
彼を忘れることは決してない。きっと誇りに思ってくれるはずだよ。アヤックスの後半のプレーを見たらね。
ハーフタイムまでは厳しい時間を過ごしていた。そして、前半はユヴェントスのほうが我々よりわずかに上回っていた。
しかし、我々は立ち直って本当にうまくプレーした。後半は少なくとも5点は取れたと思うよ」
アブドゥルハーク・ヌーリは現在22歳で、アヤックスの下部組織で育っていた有望な若手アタッカーであった。
しかし2017年7月の親善試合で心臓発作を起こし、その際に酸欠状態が続いたことから脳に深刻な損傷を負ってしまった。現在でも身体のほとんどが動かない状態にあるという。
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試合前にはクリスティアーノ・ロナウドもヌーリにビデオメッセージを送っており、今も多くの選手が彼を想ってプレーしている。