今月の代表戦でコロンビアに敗れ、ボリビアに勝利した日本代表。

これがアジアカップ後の最初の強化試合であったが、一方で次回の試合は6月になるため、事実上、コパ・アメリカへの最後の選考であった。

コパ・アメリカにどのような陣容で臨むのかははっきりしていないが、「平成最後」でもあった代表戦でアピールに成功した選手とは?

鎌田 大地(シント・トロイデン)

「大迫依存の脱却」を叫ばれた今回の代表戦。鎌田はコロンビア戦に途中出場し、ボリビア戦で先発起用された。

結果を残せなかったため、世間での評価はそれほど高くないかもしれない。しかし「やったことがなかった」という1トップ起用、また、組む相手が変わるなか、ポジションを各所に移動しながらしっかり足元に収め、代表の難解なパスワークに十分対応できることを示した。

特異なサッカーともいえる日本代表において、それをこなすことは実は難しい。彼をどの役割で使うべきかは今なお手探りの状況だが、もっと長い時間を試してみたい…率直にそう思わせる内容であった。