『Inside』は12日、「FIFAが計画している新たなワールドカップとクラブワールドカップの方式がリークされた」と報じた。
2026年大会から48チーム制に拡大されることが決まっているワールドカップ。
そのシステムは、まず3チームごとの16グループに分けられ、その上位2チームが32チームで行われる決勝トーナメントに進むという形となるという。
大会自体の試合数は64から80に増加するが、ファイナリストが行う試合数は7のまま変更がないというレギュレーションだ。
ただ、FIFAはこの48チーム制の大会を2022年からスタートしたいと考えており、ホスト国のカタールに打診している状況にある。
もしカタール大会を48チームで開催するとなれば、1つ以上の国との共同でホストする必要があるという。インフラの面からカタール1国では厳しいと結論が出ているそうだ。
その候補はバーレーン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、UAE。しかし、カタールと周辺諸国は現在国際関係が悪化しており、バーレーン、UAE、サウジアラビアとは断交している状況にある。
そのため、FIFAの内部では現在「48チームでの開催は難しいのではないか」という予想になっているそうだ。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、できればカタール大会を48チームで開催したいと考えており、計画が承認されることを望んでいる。
もし48チーム開催案が承認された場合、もう一つの問題が浮上する。スケジュールの管理だ。
2022年のワールドカップは11月21日から12月18日にかけて行われる。48チーム規模になってもこの期間を変えることは出来ない。
そのため、1日に行われる試合を増加させなければならず、スタジアムを増やさなければならないという。しかしカタール1国ではそれが難しい…という雰囲気になっているようだ。
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なお、試算によればワールドカップを32チームから48チームに拡大することにより、TV放映権は1億2180万ドル(およそ136.9億円)、スポンサーフィーで5840万ドル(およそ65.7億円)、チケット販売で8990万ドル(およそ101.1億円)、ライセンス契約で総額3000万ドル(およそ33.7億円)の追加収入が見込まれているという。
FIFAは今週マイアミで執行委員会を開くことになっている。そこでどのような結論が出るのか…注目しなければならない。