『Football Ghana』は11日、アサンテ・コトコに所属しているMFクワメ・ボンスを特集した。
ガーナ代表監督のクウェシ・アッピアー氏は10日、3月のアフリカネーションズカップ予選のケニア戦に向けたメンバーを発表した。
その中で大きな話題となった選手の一人が、1994年生まれのMFクワメ・ボンスだった。
若くしてスウェーデンに渡ってプレーしてきた彼は、ミャルビーやイェフレに所属して評価を高めてきた若手選手だった。
しかし、彼は2017年の10月に逮捕された。2015年にパートナーの女性を暴行したとして身柄を拘束され、最終的には2年の懲役刑を言い渡されたのだ。クラブから放出され刑務所に収監された彼のキャリアは終わったかと思われた。
だが、11ヶ月の囚人としての生活を終えた彼は、地元ガーナに戻って名門アサンテ・コトコとの契約にこぎつける。
国内リーグは依然として停止されている状況だが、アサンテ・コトコは幸いにしてCAFコンフェデレーションズカップに出場していたため、彼はプレーで力を証明するチャンスを与えられた。
そしてそこでの活躍によってクウェシ・アッピアー監督の目を引くと、今回ガーナ代表チームへの初招集という名誉を手にすることに成功したのだ。
わずか1年前には刑務所で生活していた男が、ピッチで復活して国際的な舞台へと進出するとは。心を入れ替えたであろう彼の復活劇に注目が集まるはずだ。