ジュゼッペ・マロッタ(インテル)

2006年、カルチョポリによって降格となったユヴェントスはセリエBを戦うことに。1年でトップリーグに戻ってきたが、タイトル争いに絡めず苦戦するなど、非常に厳しい数年を過ごす。

チームは入れ替えが絶対的に必要になっていた。2010年5月、マロッタはスポーツ部門のCEOに着任。今から考えれば、ありうるなかで最高の動きだった。

初年度からチーム再建に着手し、実に14人の新戦力を補強。そして、2011年にはアントニオ・コンテを監督に指名、これもとてつもなく大きな決断だった。

コンテのコーチングスキルとマロッタのビジネスセンスが合わさり、ユーヴェは世界最高のチームのひとつになったのだ。

マロッタはフリーの選手を連れてくるセンスにも優れていた。ポール・ポグバにアンドレア・ピルロ。そして、アルトゥロ・ビダルも格安だった。

昨夏にもロナウドのユーヴェ入りを成し遂げたが、昨年末にインテルへ電撃移籍している。