今夜22時に迫ったアジアカップの準々決勝ベトナム代表vs日本代表。

日本にとってベトナムをはじめ東南アジア勢は、ユース年代を含めてあまり脅威だったことはない。しかしその認識は改めなければならないだろう。

今回は、「日本代表がベトナムを侮ってはならない理由」として4つの要素をお届けする。

現在のチームは黄金世代

ベトナムは南北に分かれていたこともあるが、これまでワールドカップ出場はなく、アジアカップでも自国開催の2007年大会で8強入りしたのみ。最新のFIFAランクも100位である。

しかし「黄金世代」と呼ばれる2014年のU-19世代が台頭して以降の躍進は目覚ましく、2016年はAFC U-19選手権でベスト4入りし、初めてU-20ワールドカップへ。

その2つの世代が融合したU-23チームは、日本が8強で散った昨年のAFC U-23選手権で準優勝を成し遂げると、アジア大会ではグループステージで日本を撃破して4強入り。

さらに彼らが中心となったA代表は、昨年末の東南アジアサッカー選手権(スズキカップ)でタイ代表の3連覇を阻み、10年ぶりの優勝を飾っている。