広島時代に右ストッパーとして大きく飛躍した塩谷は、一昨年の夏から所属するアル・アインでボランチとして起用されたことがあるものの、基本的には両サイドバックでプレーしている。
つまり通常ボランチとしてプレーする選手が柴崎岳、遠藤航、青山敏弘の3人だけとなってしまったのだ。
この3人も、ヘタフェで出番を失っている柴崎は試合勘が懸念されおり、遠藤は発熱でUAE入りが遅れ、青山は激しいコンタクトが特徴で怪我が多く、それぞれが不安を抱えている。
DFの人数が増えたことで、3バックを採用することも考えられる。
ただ布陣を変えてもボランチの枚数が変わるわけではなく、決勝まで辿り着けば最大7試合をこの3枚プラスアルファで戦わなければならない。
もしかすると森保監督は塩谷に加え、アビスパ福岡で頭角を現した際にはMFであった冨安健洋のボランチ起用も計算しているのかもしれない。
どちらにせよ、初戦の日が迫るなかこの限られた戦力をどのようにやり繰りするのか、森保監督の真価が問われるところであろう。
日本代表はグループステージにおいて、9日にトルクメニスタン、13日にオマーン、17日にウズベキスタンと対戦する。