フランス1部トゥールーズへの移籍が決まった鹿島アントラーズDF昌子源。
クラブ公式に掲載された彼の言葉によると、最初に海外からオファーが届いたのは今夏ロシアで開催されたワールドカップ後のこと。この時は、鹿島でACLのタイトルなどを取るために残留を決めたもののその後再びオファーを受け、「海外で自分の力を試したい、サッカー選手としてもっと成長したい」と強く思ったのだという。
それからベテランである内田篤人、遠藤康らに相談し背中を押してもらったというが、特に決め手となったのが先日、39歳での現役引退を発表した大先輩、小笠原満男の言葉だったようだ。
「お前が活躍して勝ち取ったオファーだろ!誰になんて言われようと、行きたいなら迷わず行け!!」
クラブの“象徴”である寡黙な男から受けたこの短くも力強い言葉に、今月26歳になったばかりのDFは「勝負しよう」と決意したのだという。
昌子はメッセージの最後に「いつか、小笠原キャプテンのように逞しくなるために」と綴り、サポーターへの感謝の言葉で締め括っている。