『La Repubblica』は23日、「ミランの会長を務めていた中国人実業家のリー・ヨンホン氏は、探偵を使ってクラブに批判的な記者を監視させていた」と報じた。

昨年シルヴィオ・ベルルスコーニ氏からミランの株式を買い取り、オーナー兼会長となった中国人実業家のリー・ヨンホン氏。

しかしその後も成績は上がらず、買収の際に借りた資金の返済が滞ったことにより、債権者のエリオット・マネージメントがクラブの経営権を取得。リー・ヨンホン氏は今年4月にミランから追放されている。

これらの動きに関して、今夏ミランから契約解除された前CEOのマルコ・ファッソーネ氏が「不当解雇だ」として訴えを起こしているため、当局による捜査が進んでいる。

そのため当時の様々な状況が明らかになっており、その一つが「探偵を使って記者を監視させていた」ことだという。

リー・ヨンホン氏は、ミランの内情を暴露した記者が誰であるかを突き止めるため、民間の調査会社に8万ユーロ(およそ1028万円)を支払って4人の探偵を雇ったとのこと。

監視させていたのは『La Repubblica』の2名、『Il sole 24 Ore』『Libero』のそれぞれ1名だという。

エリオット・マネージメントはミランの経営権を引き継いだ際、この調査会社に支払う8万ユーロの請求書に驚かされたそうだ。

また、リー・ヨンホン氏はミランの取締役全員のパソコン、タブレット、スマートフォンへのアクセス権を要求するとともに、4名の従業員の通話記録を電話会社に請求していたという。

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