先日行われたUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16組み合わせ抽選。昨季準優勝のリヴァプールはバイエルン・ミュンヘンとの対決が決まった。
そのバイエルのエースFWロベルト・レヴァンドフスキは、ユルゲン・クロップ監督にとってドルトムント時代の教え子だ。
ただ、ドルトムント加入当初のレヴァンドフスキはゴール欠乏症に喘いでいた。『WP SportoweFakty』によれば、その当時クロップと長時間の話し合いの場を持ったという。
2011年9月、ドルトムントは敵地でのCLマルセイユ戦に0-3で完敗。レヴァンドフスキは指揮官との会談を希望し、1時間半以上も話し込んだそう。
そこで監督の求めるものをようやく理解することができたそうで、この会談がブレイクのきっかけだったとも。
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルンFW)
「問題は主にクロップのポーランド人選手に対するアプローチだった。
当時、ヤクブ・ブワシュチコフスキ(クバ)とウカシュ・ピシュチェクもドルトムントでプレーしていた。
ドイツ人たちは彼らを批判することが多かった。チームがうまくいっていないと、クロップは大抵ポーランド人に不満を言っていた。
ある試合で彼はタッチライン上で『クバ!クバ!』と叫んだ。クバは控えとしてベンチに座っていることも忘れてね。
そういう反応は監督の考えを示すものだ。
彼がまず考えていたのは、何か問題があれば、僕らのうちのひとりを非難しなければいけないというものだった。
話し合いの後、クロップは理解したようだったね」
ポーランド人選手が標的になっていたと感じていて、それを監督に直接訴えたという。その後、遺恨はなくなったようだ。