今年6月頃にクウェートでサッカー界のレジェンドたちが多く出場したイベントが行われた。
だが、『Marca』によれば、いまだに出演料の支払いがなされていないという。
このイベントに参加したのは、ロマーリオ、ロナウジーニョ、リヴァウド、カフー、フアン・セバスティアン・ベロン、エリック・アビダル、ミチェル・サルガド、ヤヤ・トゥレらだそう。
نجوم دورة مبارك الخرينج العالميين
كونوا على الموعد #دورة_مبارك_الخرينج_الرمضانيه_الثالثه pic.twitter.com/udCouBDjd6
— دورة مبارك الخرينج الرمضانية (@AlKhurainejTour) 2018年5月18日
レジェンドたちはクウェートの組織委員会、そしてイギリスにある『DreamPro』という会社との間で出演料について合意していたという。
クウェート側は160万ドル(1.8億円)を『DreamPro』に支払ったと主張しているものの、その金は選手たちに渡っていないとのこと。
調査の過程で浮上したのは、クウェート、選手、『DreamPro』の連絡役を務めていた1人のビジネスマンの存在。ガジ・アブドゥラーなるこの人物はクウェートとイギリスの国籍を持つが、同じような騒動があったナイジェリアでの大会にも絡んでいたという。
彼はクウェートのロイヤルファミリーの一員として紹介されていたものの、いくつもの異なるIDを使っていたことも明らかになっているとのこと。そして、書類からは会社沿革の偽造も発覚しているそう。
調査に関わった関係者は、選手たちから金を騙し取る計画で、試合を運営したなかにも“協力者”がいたはずと見ているようだ。クウェートでのスキャンダルとも伝えられているが…。