今夏のワールドカップで日本とも戦ったセネガル代表FWサディオ・マネ。

彼はこのほど行われた赤道ギニア戦後にピッチに突っ伏したり、泣いたりなど感情的になっていた。

チームは試合に勝っているのだが、それとは相反するようなシリアスな様子だったことから話題になっている。

『seneweb』などによれば、マネの兄弟が涙の理由を明かしたという。それによれば、Instagram上にこう綴ったそう。

「あなた(マネ)がマッキー・サル大統領よりもセネガルのことを愛していることを私は知っている。

でも、ほとんどの人々はそれを分かっていないのは残念だよ。

あなたのような自国のスターに対して躍起になる国を目にするのは稀だ。

(リヴァプールFWムハンマド・)サラーが代表でよかったとしても悪かったとしても、エジプトの人々は彼を応援する。

数千人ものセネガル人がサラーを応援している一方、(セネガル代表DF)カリドゥ・クリバリはおろか、バロンドールを争うサラーのライバルであるマネを応援しているエジプト人は誰もいない。

我々セネガル人は厳しく教育されており、チートを知らない。

戦い続け、自分を犠牲にし続け、セネガルのためにベストを尽くし続け、国のために愛と敬意を払い続ける。

そして、いつの日か人々は気付く。それが遅すぎるにしてもね!

でも、アッラーは感謝するだろう。それが最も大事だ。

あなたが泣いていた理由は、あなたがもっと(サポートを?)欲しがっていたからだということを私は分かっている」

自国民からのサポート不足と批判に心を痛めていたという見解のようだ。なお、このポストはすでに削除されている模様。

一方、地元紙『metrodakar』では、別の説を唱えている。

マネはアフリカ年間最優秀選手賞を狙っており、この試合でどうしても得点をしたかったという。同じく候補であるエジプト代表FWサラーがゴールを決めた一方、彼は決定機を逃して得点ならず。そして、代表戦はこれが年内ラストゲームだった…。

また、マネはワールドカップでのグループステージ敗退について、いまだに“消化”できていないとも。

日本戦でゴールを決めたものの、それ以降代表戦での得点はない。そして、ワールドカップでの敗退後、彼は批判を受けているという。

セネガルの人々は代表でのパフォーマンスに満足したことはなく、常に口うるさいとも。あの涙の背景にはそういった事情があるとされているが…。

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