ジョセフ・マルティネス
ロンドン以上に警戒すべき人物として覚えておかなければならないのがこの選手だ。
10代にしてA代表デビューを飾り、セリエAのトリノで活躍したマルティネスは、サッカーファンの間ではそれなりに知られた選手であった。しかし2017年、MLSへ新規参入したアトランタ・ユナイテッドへ移籍して以降の彼は、その頃とはまるで別人である。
かつての彼はスピードやドリブル、運動量を評価されていたものの、サポート役のアタッカーに過ぎなかったが、米国では何かに憑りつかれたかのようにハイペースでゴールを量産しているのだ。
2017年はケガもありながら21試合19ゴールを決めると、その勢いは2018年に入っても止まらず今年はなんと公式戦36試合33ゴール!27試合22ゴールのズラタン・イブラヒモヴィッチ(LAギャラクシー)を大きく上回り、MLS史上初となる30ゴール超えでの得点王を獲得した。
Qolyでは今月、「イブラは何位!「MLS、今年最もユニフォームが売れた人気選手TOP10」」という記事を配信した。そこでは当然のようにイブラヒモヴィッチが1位に輝き、2位にはメキシコの人気選手カルロス・ベラ(LAギャラクシー)が入っていたのだが、あのウェイン・ルーニー(DCユナイテッド)を抑え、3位にランクインしたのが何を隠そうこのマルティネスである。
キャリアは長いがまだ25歳。欧州復帰も囁かれている彼を日本代表の選手たちは止められるだろうか。