小笠原満男
最後は、鹿島アントラーズの「チームキャプテン」として優勝トロフィーを掲げた小笠原満男で締め括りたい。
その技術がチームにとって欠かせないだけでなく、長く在籍する同期の曽ヶ端準とともに“常勝”鹿島の勝者のメンタリティを伝承するという大きな役割を課されている。
テクニカルディレクターとしてクラブに復帰した「神様」ジーコの推薦により今夏加入し、準々決勝以降の6試合で5ゴールの大活躍だったセルジーニョ、チーム内でただ一人全14試合に出場し大会MVPにも選ばれた鈴木優磨など、今年のACLでは攻撃陣の活躍も大きかった。
しかしそんな彼らを精神的支柱としてバックアップし、「ジーコのスピリット」を伝えたのが小笠原であることを忘れてはいけない。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ