『FourFourTwo』は7日、「FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は、PSGとマンチェスター・シティの和解契約を結んだことの違法性を否定した」と報じた。
これは、先日『Der Spiegel』を通じて発表された『Football Leaks』の記事によって暴露されたものに対する返答である。
UEFAが設定しているファイナンシャル・フェアプレー制度は、各クラブの収入と支出のバランスを取るもので、繰り返し違反したクラブには欧州のコンペティションからの追放などを含めた厳しい罰則が言い渡される。
しかし、2014年に「過剰評価されたスポンサー契約」での違反が発覚したPSGとマンチェスター・シティは、UEFAとの和解契約を結ぶことに成功し、厳しい罰則は逃れている。
その和解契約はUEFAの懲戒委員会を迂回して進められたもので、当時UEFAの事務総長だったインファンティーノ氏が主導したと伝えられた。
『Blick』の質問に答えたインファンティーノ氏は以下のように話し、これらの合意については全く違法性のないものだと語ったとのこと。
ジャンニ・インファンティーノ
「これらはどちらかといえば公表できるものだよ。UEFAの目標は常にクラブを守ることで、追い出すことではない。交渉して和解することが最善であり、事務総長としての仕事だ。
事実、ファイナンシャル・フェアプレーでは30回の違反が発見されているが、1クラブを除いて和解契約が結ばれている。その契約も交渉も完全に許されているものだ。
それらは確固たる専門家の独立した団体によって承認もされている。50名ものトップレベルの人々の目に晒されながら、背後で何かを作ることができるか?それは不可能である。
もし同じことがあれば、私は同じように行動する。絶対にね。
クラブはそれに加えて救済まである。スポーツ仲裁裁判所に訴えることができる。
ファイナンシャル・フェアプレーは過去10年間に大成功を収めた。欧州のクラブサッカーは危機に瀕していたのだ」