そして、小松の一列前でプレーする中川もパスワークに欠かせない。
かつてスペインでプレーしていた経歴を持つ男は、技術の高さとエリア内にスッと入り込んでいくセンスが売り。20節・グルージャ盛岡戦からの11試合で9得点を挙げるなど、非凡な得点感覚も併せ持つ。オプション的にゼロトップもこなす“琉球のゲッツェ”だ。
最後に、両サイドハーフの2人も紹介したい。
右サイドでゴールを量産する富樫は、ここまでチームトップの16得点をゲット。右足の強烈なシュートに加え、クロスに合わせる技術も高い背番号9は、今季一番の成長株だと言えるだろう。
また、左サイドの富所は高度なテクニックを誇る技巧派。
ドリブル、パス、シュートと総じてレベルが高く、プレースキックでも違いを生み出す。攻撃の根幹を担う背番号10は“琉球のアザール”と形容できる実力者だ。