『Daily Nation』は17日、「赤道ギニア女子代表チームは、出場資格のない選手を使ったことでアフリカ女子ネーションズカップから失格となった」と報じた。
アフリカ女子ネーションズカップは通称「AWCON」と呼ばれる大会で、2019年女子ワールドカップの予選を兼ねている。開催地はガーナで、開幕が来月の17日に迫っていた。
予選は今年6月に行われており、赤道ギニアはセカンドラウンドでケニアを2試合合計3-2と破って本大会出場を決めていた。
しかし試合後、ケニアは「赤道ギニアは出場資格のない選手を6名起用していた」としてアフリカサッカー連盟(CAF)に提訴する。
それを調査した結果、CAFは1名の選手に出場資格がなかったことを確認。
該当しているのはアネット・ジャッキー・メソモというMFで、2014~2016年にカメルーン代表として招集されていた経験がある他、赤道ギニアに居住した経歴もなかった。
また本人が以前に「赤道ギニアに親類はいない」と告白しており、代表を鞍替えする権利が存在しなかったという。
これによって赤道ギニアには100万ドルの罰金、さらにアフリカ女子ネーションズカップからの追放を言い渡された。
ちなみに、赤道ギニアは2016年のリオ五輪予選で10名の出場不適格選手を起用したことですでに2019年女子ワールドカップの出場資格を剥奪されていた。
これによって大陸選手権をCAFから、世界選手権をFIFAから追放となるという珍しい「ダブル失格」となっている。
なお、赤道ギニアは前回のアフリカ女子ネーションズカップでも予選で出場資格のない選手を起用して失格となり、一時は今回の予選の出場権も剥奪されていた。