チャンピオンズリーグがないミッドウィーク、各国でリーグ戦やカップ戦が行われた。
スペインではリーガ・エスパニョーラの第6節が行われたのだが、ハードスケジュールの影響からかあの「2強」が揃って足をすくわれた。
アウェイゲームに臨んだバルセロナの相手は、まだ今季未勝利だったレガネス。12分にフィリペ・コウチーニョのゴールで先制を果たし、順調なスタートを切ったかに思えた。
しかし後半に入って7分、クロスボールからナビル・エル・ザルのヘディングで失点すると、さらにその直後のこと。ジェラール・ピケが最終ラインから驚愕のパスミスを犯し、それを受けたオスカル・ロドリゲスがゴールに押し込んだのだ。
バルセロナはその後温存していたルイス・スアレスに加えてジョルディ・アルバ、マウコンと投入するも、最後までネットを揺らせず。今季初の敗北を喫することになった。
そして一方のレアル・マドリーは、アウェイのサンチェス・ピスフアンでセビージャと対戦。
こちらはなんと前半から総崩れとなり、17分と21分にアンドレ・シウヴァのゴールを許し、さらに39分にもウィサム・ベンニェデルに3点目を決められる驚愕の展開に。
最初の失点はマルセロのパスミスから、2点目はセットプレーからのカウンターで、そして3点目はコーナーキックからと詰めの甘い場面が続いた。
後半に入ってレアル・マドリーはマリアーノ、ルーカス・バスケス、さらにダニ・セバージョスと投入するも、結局最後までゴールを奪えず。こちらもバルセロナと同じく今季初の黒星を喫した。
これによってバルセロナとレアル・マドリーは勝点13で足踏み。それぞれ1、2位をキープしたが、3位につけるアトレティコ・マドリーにとっては3ポイント差が縮まる大きな節になったといえる。