『Daily Mail』は24日、「リヴァプールは、マンチェスター・シティのオーナーの親戚から来た買収の提案を拒否していた」と報じた。
マンチェスター・シティを保有するシティ・グループのオーナーはUAEの王族であるシャイフ・マンスール氏だ。
そして今回リヴァプールの買収に動いていたのがシャイフ・マンスールの親戚に当たるアブダビ王家のシャイフ・ハーリド・ビン・ザイード・アル・ナハヤン氏。
彼は2017年からリヴァプールを保有するフェンウェイ・グループと接触しており、なんと20億ポンド(およそ2856億円)という強烈な額での買収を提案していたという。
サッカークラブの買収としては2005年のマンチェスター・ユナイテッドが歴史上最高額で、それが7億9000万ポンド(およそ1128.12億円)。実現していれば、それを2倍以上更新するものだった。
これはリヴァプールが投資を求めるために契約していた米国の会社の仲介で舞い込んだもので、数カ月に渡って交渉が行われたようだ。
ただ、シャイフ・ハーリド氏の提案によって支払われる予定となっていた2500万ポンド(およそ35.7億円)が到着しなかったことにより、フェンウェイ・グループは1月に交渉を打ち切ったとのことである。
フェンウェイ・グループは「我々は明確な一貫性を持っており、クラブは売り物ではない」と宣言している。
しかし今回の報道によれば、少なくとも投資は求めており、ちゃんとした額が提示されれば売却もやむなしという考えはあるようだ。