『Sky』は12日、「新しいミランの所有者は、元ブラジル代表MFレオナルド氏らに連絡をとった」と報じた。
先日、オーナーを務めていた中国人実業家のリー・ヨンホン氏が債務不履行のため追放され、アメリカの投資会社エリオット・マネージメントが保有権を握ったミラン。
記事によれば、現在エリオット・マネージメントら新たなフロントは、ミランOBであるレオナルド氏、そしてパオロ・マルディーニ氏らに役職を与えたいと考えているようだ。
ただ、今のところディレクター経験がないマルディーニ氏は儀礼的な役割に関心がなく、あまり良い返事は得られていないようである。
一方、移籍市場での動きも大きくなりそうだ。
『Gazzetta dello Sport』は「ミランはイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの売却を許可した」と伝えている。
ファイナンシャル・フェアプレー制度違反による罰則を受けたミランは予算が限られており、補強の前に人員整理が必要となる。
ボヌッチに対してはパリ・サンジェルマンが関心を抱いていると言われており、ミランはいいオファーが来れば受け入れる方針だという。
また、『Il Messaggero』では「ローマがスペイン代表FWスソを獲得する可能性がある」と報じている。
スソの契約には3800万ユーロ(およそ50億円)の契約解除料が設定されているが、これは国外クラブだけに適応されるもので、もっと高額になる可能性が高い。
ただローマはブラジル代表GKアリソンを売却する可能性があり、もしその資金が得られればスソの獲得に十分な額を出すことができるとも。
ミランは前述の通り経営的に苦しい状況にあり、それを考えればスソの売却を認める可能性は高いと予想されている。