『Moroccoworldnews』は28日、「モロッコでVARに対する不満が高まっている」と報じた。
今月開幕したロシア・ワールドカップでは、大会の歴史上初めてVAR(ビデオ副審)制度が導入され、多くのPKが生まれている。
しかしながら、モロッコはそれによっての判定では有利な結果を得られていない。
ポルトガル戦では2つのPK未遂があったと報じられている他、ジェラール・ピケのハンドも取られなかったとして、VARへの批判がある。
『BeIN Sports』のアナリストを務めている元エジプト代表FWムハンマド・アブトレイカは以下のように話し、ビッグチームだけに役立っていると批判した。
ムハンマド・アブトレイカ
「VARはモロッコ代表に使うことが禁止されているようだ。それが意図的であることを示唆するなにかがある。
VARはビッグチームのみに役立つもので、それは公正ではない」
また、モロッコ代表FWのユスフ・アン・ヌシリは『BeIN』のインタビューで以下のように話したという。
ユスフ・アン・ヌシリ
「VARはビデオコントールルームが使いたいと思ったときに使うものだ。
我々は3つのペナルティキックを与えられて当然だったが、彼らはVARを使うことを拒否した。
しかし、他のチームがVARを使うよう頼んだ時には、彼らはそれに応じている」