『Sky』は24日、「国際サッカー連盟(FIFA)は、脳震盪に関するルールを変更することを検討している」と報じた。
今回のワールドカップで一つ話題になったのが、モロッコ代表のMFノルディン・アムラバトのプレーだ。
彼は15日に行われたイランとの試合で頭部を負傷し、交代を余儀なくされてしまった。
しかし、その5日後に行われたポルトガルとの第2節に彼は先発出場。当初はヘッドギアを付けていたが、16分過ぎたところで脱ぎ捨てていた。
この行為は専門医によって強く批判されており、ノルディン・アムラバトは少なくとも予備的に1週間の休息を行わなければ危険であったと指摘しているのだ。
FIFAメディカルチームの委員長を務めるミシェル・ドーヘ氏は、ノルディン・アムラバトを起用したモロッコ代表チームを批判するとともに、今後このような起用がされた場合に制裁を科すルールが導入されることを示唆したという。
ミシェル・ドーヘ
「ノルディン・アムラバトが起用されたのを見た時、私はただ驚いただけではなく、失望し、非常に怒りを感じていた。
全てのチームの医師が、何が起こり得るかをよくわかっているはずだが、モロッコの行動はガイドラインに反しているものだ。
ガイドラインが守られなければ、一歩更に進んで制裁を科す必要があるかもしれない。
多くのチームがこれを真剣に受け止めると確信している。モロッコの医師団のおかげで、新たな問題に直面している」