1位 日本(adidas ホーム)

この大会ではシェア3位に甘んじたadidas。サプライした6ヶ国の内5ヶ国で主力フォーマット「ユナイテッド」を採用したが、我が日本代表もホームモデルで同フォーマットを取り入れた。

この頃から各国ともニューモデル投入時には本格的なコンセプトワークが行われ、「SAMURAI BLUE」命名とともに、脇に刃文(刀身に見ることができる波模様)のモチーフが入れられた。「ユナイテッド」は各チームによってさまざまなカスタマイズが行われたが、そのなかでも「日本らしさ」をよく表した素晴らしいデザインと言えよう。

中田英寿、中村俊輔、稲本潤一、小野伸二、高原直泰らを擁し「史上最強」と呼ばれたジーコ・ジャパンだったが、初戦オーストラリア戦後半の「魔の8分間」からリズムを崩し、1勝を挙げることもできずに大会を去ることとなった。ただグループリーグ突破のために「ブラジルに2点差以上の勝利」が必要だった日本代表にとって、玉田の先制点から同点弾を浴びるまでの12分間は、間違いなく「夢の時間帯」であった。

結局、1-4の惨敗となったブラジル戦後、ドルトムントのピッチに倒れ込んだ中田英寿の代表引退とともに、苦い思い出の一枚となった。しかし「SAMURAI BLUE」のコンセプトは、その後の日本代表モデルにも大きな影響を与え続け、ロシアの地でも飛躍を誓う「褐色モデル」が登場するのである。