『Rai』は5日、「ミランの本当のオーナーが誰なのか、未だ不明な状況にある」と報じた。
昨年4月に中国人実業家のリー・ヨンホン氏がオーナーとなったミラン。
買収の際には3億3000万ユーロ(およそ424.1億円)の借金をしており、その利子は11~24%。10月までにそれを含めて3億8000万ユーロ(およそ488.4億円)を返済しなければならない。
現在それは不可能なのではないかと指摘されているが、リー・ヨンホン氏は資金力に自信を持っていると発表した。
・ミランを買収するための資金の全てがルクセンブルク、ケイマン諸島、英領ヴァージン諸島、ガーンジー島などタックスヘイブンのオフショア口座を経由しており、匿名のものとなっているほか、マネーロンダリングの疑いもある
・上記の理由のため、本当に資金を提供している人物がわからない状態にある
・リー・ヨンホン氏は実業界においてほとんど名が知られておらず、会社の一つも倒産している
・また、リー・ヨンホン氏の会社のデューディリジェンス(資産価値評価)が行われたのかどうかがはっきりしない
・ミラン買収の顧問はロスチャイルドの人物で、ベルルスコーニ氏の協力者であった
つまり、「リー・ヨンホン氏を表に立たせて、誰かが裏からミランを経営しているのではないか」という疑惑があるようだ。
ジャーナリストのシグフリード・ラヌッキ氏は「リー・ヨンホンが本当は何者なのか、知っているのはベルルスコーニだ。ミランを売るに適した相手だと判断したのは誰なのか?」と主張しているという。
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