『CalcioNapoli24』は31日、「イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、マウリツィオ・サリ監督の契約解除料を支払うことを拒否した」と報じた。
今季はナポリを率いてセリエAの優勝争いに絡んだサリ監督。
彼の契約解除条項には800万ユーロ(およそ10.1億円)という額が設定されていた。それを支払うことに関心を抱いていたのが、イングランド・プレミアリーグのチェルシーだと言われていた。
ところが今回の報道によれば、チェルシーはその支払いを行わなかったという。契約解除条項が有効なのは5月31日までだった。
さらに、ナポリはもう来季カルロ・アンチェロッティ監督が就任することが決まっている。
ということは、このままではサリ氏は来季「ナポリと契約を残しているがどこもチームを率いられない」という状況になりかねない。
サリ氏はその状況を避けるため、弁護士を立てて契約解除のためにナポリとの会談に臨むというが…。
その際の問題は、チェルシー側がナポリとサリ氏との係争を待つほど時間を許していないということ。
チェルシーはすでにサリ氏を諦め、ローラン・ブラン氏にターゲットを変えたとも言われる。最終的にどのような結末を迎えるのか…。