20か国・地域(G20)外相会議に出席するため、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを訪問している河野太郎外務大臣。

会議では経済問題や北朝鮮情勢などが話し合われたが、サッカー界でも有名なあの“大物”との会談も実現したようだ。

南米屈指の名門ボカ・ジュニオルスの元会長にして、熱狂的なサポーターとして知られるアルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領だ。

実業家時代の手腕を生かし、ボカの会長を務めた1995~2007年にクラブを2度の世界一、4度の南米王者へと導いたマクリ大統領。日本では、元日本代表FW高原直泰(現沖縄SV)の加入を実現させた人物としても知られる。

会長を退任後は保守派の政治家へ転身し、2015年末の選挙で12年間続いた左派政権に勝利して第57代アルゼンチン大統領に就任した。

一方の河野外相も、2000~2005年まで湘南ベルマーレの取締役会長を務めた“サッカー通”で、昨年にはACL決勝で入国が難しいサウジアラビアへ渡航する浦和レッズのサポーターに全面協力し、クラブのアジア制覇を後押ししたことで話題にもなった。

二人のサッカークラブ元会長による会談となったわけだが、どうやら本当にその話で盛り上がったようだ。

「アルゼンチンのマクリ大統領に表敬。大統領はボカジュニアーズの会長を務めたことがあるので、私もアジアのチャンピオンだったベルマーレの会長だったとサッカーの話で盛り上がりました。そのうち勝負しましょうと申し上げました」

マクリ大統領との会談後、自身のTwitterでこのようにつぶやいた河野外相。

湘南はベルマーレ平塚時代の1995年に第6回アジアカップウィナーズカップを制しており、文字通り“アジアのチャンピオン”だった経験を持つ。そのことを伝え、さらに「そのうち勝負しましょう」と対戦まで申し込んだようだ。

ちなみに湘南がルヴァンカップを制し、ボカがコパ・スダメリカーナで優勝すれば両者はスルガ杯で対戦する可能性がある。ただ今年のボカはリベルタドーレスで勝ち上がっており、コパ・スダメリカーナには出場しない。

河野外相はこの後、26日までの日程でブラジル、米国、メキシコも訪問する予定となっている。

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