7日付けで日本代表の監督を電撃解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が21日に来日。到着した羽田空港で記者の質問に応じた。
来日の目的と現在の心境を問われ、「日本に来るのはいつも喜びを持っている」と淡々とした口調で話し始めたハリルホジッチ氏。ただ、通訳を務める樋渡群氏が涙ぐんで息を詰まらせると感極まった。
サングラスを外して質問に応じていた同氏だが、目元を隠すように再びサングラスをかけ、さらに天を仰ぐように上を向いた後、再び話を続けた。
ハリルホジッチ氏
「今回の状況はちょっと特別なものです。45年間フットボールに関わっていますが、本当にこのフットボール人生は難しいものになっている。何が起きているのか理解できていない状況です。
真実を探しに来ました。本当に、公に、私は真実を知りたい。私をうんざりさせるような状況に追いやり、私をゴミ箱に捨てたような状態。私はまだ終わっていないと思っています。私の誇りを傷つけるようなところは戦わないといけない。このような対応をされると…特に日本という素晴らしい国で。
日本という社会は本当にお互いを尊敬し合い、リスペクトする文化です。ただ、私はまだ終わっていない」
ハリルホジッチ氏は27日に東京都内で会見する予定となっている。