昨年4月に中国系実業家のリー・ヨンホン氏がオーナーになったミラン。
それと同時にクラブのフロントも一新され、マルコ・ファッソーネ氏がCEOとなり、マッシミリアーノ・ミラベリ氏がスポーツディレクターとなった。
しかし現在、そのミラベリ氏の立場が危うくなっている。
昨年夏に行った2億4000万ユーロ(およそ319.5億円)ほどの大量補強は思ったほどの成果を出しておらず、チャンピオンズリーグ出場権を獲得することはできなかった。
『Sky』に対してミラベリ氏は「多くの敵を抱えている」と自ら明かし、他のディレクターが招聘される可能性を認めている。
そして、その後任となる人物の候補も、メディアで噂されるようになってきている。
『The Nation』などは、「元ナイジェリア代表DFのマイケル・エメナロ氏ではないか」と伝えている。
チェルシーで長くティニカルディレクターを務めた彼は、今年モナコに移って同様のポストに就いている。
また、有力な候補の一人と言われるのがヴァルテル・サバティーニ氏。
ローマでディレクターを務めていた彼は、その後インテルの親会社である蘇寧グループで国際コーディネーターを務めたが、先日解雇されている。
そして『Tuttomercatoweb』は、バルセロナの顧問を務めているアリエド・ブライダ氏も候補なのではないかと伝えている。
他にも現在ナポリでディレクターを務めているクリスティアーノ・ジュントーリの引き抜きを狙っているという噂も…。
すでに今夏のマーケットを前にペペ・レイナとイヴァン・ストリニッチをフリーで獲得することに成功したミラベリ氏だが、ここで解雇されることになるのだろうか。