『Gazzetta dello Sport』は24日、「ミランのオーナーを務める中国企業は、ブラジル代表MFベルナルの獲得をブロックした」と報じた。

ベルナル・アニシオ・カウデイラ・ドゥアルチ、通称「ベルナル」は1992年生まれの25歳。

160cmそこそこという小柄な体格ながら、高いテクニックとサッカーセンスを備えたブラジル代表アタッカーである。

現在はウクライナのシャフタール・ドネツクに所属しているが、契約は今季限りとなっている。

そこに接近していたのはACミラン。

スポーツディレクターを務めているマッシミリアーノ・ミラベリ氏が、獲得が内定する直前の段階まで交渉を進めていたという。

しかし記事によれば、彼を獲得するという計画は、オーナーを務める中国系企業にブロックされた。

その背後には、ミランが3億3000万ユーロを借りているエリオット・マネージメント(アメリカのヘッジファンド)の意向があるとも。

その理由は、昨年夏から現在に至るまでの成績不振を受けて、オーナーからミラベリ氏への信頼が失われているからだそう。

エリオット・マネージメントへの債務返済期限は2018年10月だったが、それは2019年まで延長されることになったと伝えられている。

しかし、それは現在のミランのフロントに対する信頼が高まっているというわけではないようだ。

すでにペペ・レイナ(ナポリ)、イヴァン・ストリニッチ(サンプドリア)をフリーで獲得することが決まっているというミラン。

予算があまり多くない中で手を尽くしてきたミラベリSDであるが、エリオット・マネージメントは彼を「支援」する人物を送り込むことを検討しているとも…。

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