リアクションを取れない

4-1のリードを持っていたにもかかわらず、ディフェンシブにチームを配置し、その戦略は悪い方向に進んだ。

しかしローマが1点、2点を奪った時にも問題を解決しようとせず、戦術的にも人事的にも手を打つことはしなかった。

ローマは攻撃的に仕掛け、高いラインを維持していた。もしウスマヌ・デンベレを早い時間に使えば、迅速に展開を変えられたはずだ。

彼が入るだけでローマは守備を変えなければならず、攻撃の面に集中できない時間ができる。ハッタリを利かせることも重要なのだ。

ただバルベルデは不安定なチームに何らかの解決策は提示せず、苦労している選手たちに信頼を与えるだけで、何もしなかった。

彼の控えめで保守的なアプローチは、リーガでは結果を出す助けになったが、ヨーロッパでは敗北の原因になった。