(あまり知られていないキャリアの裏話は?)
「インテルに加入して間もない頃だ。セリエAでは2位だった。そして迎えたパレルモとの試合だ。
週の半ばに、マンチーニ監督が言ったんだ。
『エウジェニオ・コリーニのことはよく知っている。フリーキックの時、逆ポストに壁を作れば、彼に問題を引き起こせるはずだ』
困惑はしたが、『あなたが監督だ。そうしよう』と答えた。
土曜日、コリーニはフリーキックを蹴って、トップコーナーに突き刺した。
その3週間後だ。トリノでのユヴェントス戦だ。マンチーニ監督はこう言ったよ。
『私はネドヴェドとともにプレーしたことがある。フリーキックで壁の下を抜いて、ニアポストに決めてくるぞ』
ネドヴェドがフリーキックを蹴った。壁の上を超えて、2-0になった。
ジャーナリストは私を叩き始めたよ。『フリーキックのとき、ジュリオ・セーザルはどんなにひどいことか!』と。
そして、僕はマンチーニに言ったよ。
『ボス、こうさせてくれ。僕がミスしてもそれはミスだ。しかし自分が選んだことなら納得できるんだ。分かってくれ』とね」
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