6月28日、『Skysports』は「ブラジル代表GKのジュリオ・セーザルは、自分を救ってくれたトロントFCのライアン・ネルセン監督に感謝していると話した」と報じた。

2012年にインテルからQPRに移籍したジュリオ・セーザル。1年目はプレミアリーグで守護神を務めたものの、チームは2部に降格。今季は契約上の問題によりプレーすることが出来なくなり、出場機会はゼロという状況だった。

自国開催のワールドカップを半年後に控えて危機的状況に陥ったものの、2月にかつてのチームメイトである元ニュージーランド代表DFライアン・ネルセンが監督を務めていたトロントFCに移籍。MLSで出場機会を掴み、ワールドカップ出場を成し遂げている。


ジュリオ・セーザル

「僕は契約上の問題のためにQPRでプレーできていなかったので、とても複雑な時間だった。自分一人で競技場に行かなければいけなかった。仲間にはそれを知られたくなかったので、いくつか自分でゴールキーパーグローブを買ったりもした。

その後、トロントFCからの話はどこからともなく起こったことだった。ある夜にね。その移籍話を作ってくれた友人(トロントFCのライアン・ネルセン監督)と話した後、僕は言った。『もちろんだ』とね。

僕はこのチャンスをくれたライアンに大きな感謝をしなければならない。彼は言ったんだ。『ここに来れば、君はワールドカップでプレーするための準備ができるはずだ』とね。

もしプレーしていなければ、ワールドカップに出場することは難しかっただろう。僕は1試合ごとに改善しているし、リズムも取り戻している。常に楽しんでいるよ。

(招集に疑問を持たれていたが?)

何人かの批評家が僕の招集に賛成しなかったことは事実だが、僕はワールドカップのために準備をしていた。僕は鏡を見るたびに『自分を信じろ』と言い聞かせてきた。メキシコ戦ではいいセーブをして重要な引き分けを得ることに貢献出来た。肉体的にも、精神的にも、僕は準備ができている」


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