『Gazzetta dello Sport』など各メディアは、「ファビオ・カペッロ氏が監督業からの引退を宣言した」と報じた。
そして、彼はその『Anch’io Lo Sport’』の番組の中で以下のように話し、12歳以下の選手に戦術を教えすぎていると苦言を呈したという。
ファビオ・カペッロ
「誰もがいいものから学ぶことができるが、イタリアのサッカーはコピーできるような先生となるタレントがいない。
要するに、セリエAは改善されている一方、訓練はされていないのだ。
子供はサッカーをすること、ボールをコントロールすることを教えなければならないのだ。
私はサッカースクールについての話をいろいろ聞くよ。
スペインでは、12歳の子供には常にボールを与えている。翻ってイタリアでは、12歳から戦術がすべてだとばかりにやっている。
技術を教えるよりも、戦術を教えるほうが遥かに簡単なのだ。誰だって戦術的な修正はできる。しかし、技術的な修正はほとんど出来ないのだからね。
我々にはサッカーを教える、技術を教える人が必要なのだ」