『Premium Sport』は14日、「元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏は、イタリアのチームはスタイルがなければ改善しないと語った」と報じた。
今季のチャンピオンズリーグでは、イタリアからローマとユヴェントスの2チームが準々決勝まで勝ち上がることに成功した。実に11年ぶりの快挙である。
再びイタリア・セリエAが欧州を席巻する日は近いのだろうか?いや、アリゴ・サッキ氏はそう思っていないようだ。
かつてミランで「ゾーンプレス」を開発し、現代サッカーの潮流を作り上げたサッキ監督。彼は以下のように話し、選手の質を上げなければ根本的な成長にはならないと警告したという。
アリゴ・サッキ
「我々がスタイルというものを手にするまで、改善するのは難しいだろうね。
イタリアのチームはいつの夜も、闘争心と戦術によって勝つことが出来る。しかし、スタイルこそがクオリティを高めてくれるものである。
残念ながら、ファンはスタイルを要求しない。新聞も、テレビもだ。全てのコメントは、結果を称賛するものだ。
例えば、スペインを見てみるとよい。あの国は大きく成長を果たした。そして、彼らはサッカーを美しいものとして見ている。
その世界では、技術こそが根本的なものとして扱われる。そして、彼らがそれに気づいたとき、チームとしてのクオリティが飛躍を遂げた。
スペインでは、ただの勝利はそれに値しないものであり、美しさはただの勝利だけではないのだ」