―4年前のワールドカップが終わった後、ワールドカップや世界のトップレベルを知っていることが監督選択の重要な一つだった。西野氏を選んだことと今までの流れの矛盾、違い、あるいはそのポジティブな意味は?
「ザッケローニ監督が成果を出せなかったということの反省、その当時の技術委員会の反省でワールドカップを指揮していないということが一つ挙げられていました。
それでワールドカップを指揮している経験がある監督ということでアギーレさんが挙がり、そしてその次がハリルホジッチさんになったわけです。お二人ともワールドカップで素晴らしい成果を挙げていらっしゃるわけです。
それで今、ここは緊急事態になってしまったということです。僕は最後までハリルホジッチ監督のこのチームをサポートし続けた西野さんを選んだということです。
もちろん、スタッフは皆サポートを惜しまなかったわけですけども、その中でも西野さんが今までの経験等があったということで、今、外部の全く関係のない人を連れてきて指揮をさせるリスクの方が今度は高いと思いました。
ですから、内部の方を選んだということです。
そして、もしもこのロジックを続けていくと、岡田監督以外誰も(日本人が)日本代表の監督はできないということになるから、ワールドカップが終わった後のクライテリア(判定基準)っていうのは考えなければいけないと思っています」
―西野監督の契約期間、後任の技術委員長について
「契約期間はロシアのワールドカップまでです。
後任の技術委員長については今人選しているところで、できれば今度の木曜日には理事会に出したいと思っています」