2. 平山 相太

日時:2010年1月6日(水)
試合:アジアカップ2011 最終予選 グループA 第5節
結果:イエメン代表 2-3 日本代表

【コメント】

1月下旬に現役引退を発表した平山相太は数々の伝説を持っている。

2009シーズンにナビスコ杯を制し自身もレギュラーとしてチームに貢献したことで2010年1月のイエメン戦で代表に初招集を受けた。

この試合は2011年のアジアカップ予選であったが、同月の20日に延期を希望する日本側の要望が通らず。岡田武史監督は当時A代表歴のなかったメンバーを数多く招集した。

アジアカップ予選では背番号が登録した選手で固定されていくため、平山の背番号は81、大迫に関しては93と代表らしからぬものだった。

初めてのメンバー揃いで連係に苦しむ日本は2点を先取されるまさかの展開だが、それを救ったのが平山だった。デビュー戦でヘディング1ゴール、足で2ゴールのハットトリックを達成し逆転勝利に導いたのだ。

日本代表は翌2011年のアジアカップ出場を決めた。日本代表デビュー戦でハットトリックを決めたのは史上2人目の快挙である。

だが、試合後に岡田監督はこのメンバーがすぐにA代表に定着するかについては難色を示すコメントを残した。平山も例外ではなかった。

A代表出場は同年の東アジア選手権の3試合を追加したのみで2011年のアジアカップも予備登録メンバーに終わった。

ちなみに、平山が代表であげたゴールはイエメン戦のもののみである。

選出者:編集部Q